メールが届かない原因として考えられること
管理者メールアドレスに外部サービスで発行されたメールアドレスを設定されている場合は、カラーミーショップ経由のメールが、他社サービスのメールアドレスで送信されることになるため、受信側で「なりすまし」と検知されてしまいエラー(受信拒否)となる可能性があります。
そのため、管理者メールアドレスには「カラーミーショップで作成されたメールアドレス」を設定いたただくことを推奨しております。
また他社サービスのメールアドレスをご利用になる場合は、後述するSPFレコードの設定をお願いします。
対応策
- 管理者メールアドレスに、カラーミーショップで作成されたメールアドレスを設定する(推奨)
- 他社サービスのメールアドレスを利用する場合はSPFレコードを設定する
以下順を追ってご説明いたします。
目次
- まずはじめに確認いただきたいこと
- 1.管理者メールアドレスに「カラーミーで作成されたメールアドレス」を設定している場合
- 2.管理者メールアドレスに「他社で作成したメールアドレス」を設定している場合
- 3.管理者メールアドレスに「Gmail」を設定している場合
- その他に考えられるケース
まずはじめに確認いただきたいこと
メールが届かない事象が発生している場合は、事前確認として、現在の 管理者メールアドレス の指定アドレスを確認いただき、どこで作成されたメールアドレスを設定しているのかを確認してください。
管理者メールアドレスについては、下記の記事をご参照ください。
▽開店・閉店設定について(管理者メールアドレスの項目をご参照)
ここでは下記の3つのケースに分けて、それぞれの場合の対処法を説明します。
- 管理者メールアドレスに「カラーミーで作成されたメールアドレス」を設定している場合
- 管理者メールアドレスに「他社で作成したメールアドレス」を設定している場合
- 管理者メールアドレスに「Gmail」を設定している場合
それぞれの場合の対処法を記載します。
1.管理者メールアドレスに「カラーミーで作成されたメールアドレス」を設定している場合
管理者メールアドレスには、カラーミーで作成したメールアドレスを設定していただくのを推奨しております。
なぜなら、カラーミーで作成したメールアドレスを利用していただくことによって、送受信の際のメールサーバーとメールアドレス作成元がともに「カラーミーショップ」となり一致するためです。これによって、メール受信側が「メールサーバーとメールアドレス作成元が一致しているため信頼できるメール」と判断されやすくなり、受信側で受信拒否されるという可能性は限りなく低くなります。
※このカラーミーショップメールアドレスは、後述するカラーミーショップSPFレコードがあらかじめ組み込まれております。そのため、管理者メールアドレスにカラーミーショップメールアドレスを設定いただくと、「メールサーバーとメールアドレス作成元が一致する」ため受信側での受信拒否の可能性が低くなります。
この設定の状態でも、なおメールの不達が起きている場合は、下方に記載の「その他に考えられるケース」の内容をご参照ください。
2.管理者メールアドレスに「他社で作成したメールアドレス」を設定している場合
管理者メールアドレスに、他社で作成されたメールアドレス(他社で独自ドメインを発行した際に作成されたメールアドレス等)を設定される場合は、メールの不達が起こる可能性があります。
なぜなら、この場合、送受信の際のメールサーバーは「カラーミーショップ」である一方、メールアドレスは「カラーミーショップではない他社のメールアドレス」となるためです。この場合、メール受信側で「メールサーバーとメールアドレス作成元が異なるため、このメールは迷惑メールかもしれない」と判断されてしまう可能性があり、受信側で受信拒否される場合があります。
※特に受信先がGmailの場合は、Gmail側で高度な迷惑メールセキュリティが設定されている可能性があり、受信拒否が行われているケースが報告されています。この場合は、下記で説明するSPFレコードの設定を行うことで改善される可能性があるため対応をご検討ください。
▽Gmail等へのメールが送信できない(カラーミーオンラインマニュアル)
▽購入者さまへのメールが送信できない事象について(カラーミーお知らせ)
▽SPF を使用してなりすましと迷惑メールを防止する(Google Workspace 管理者ヘルプ)
対処法
この場合は、メール送信に使用する他社メールアドレスのドメインに対して、SPFレコードを設定することで対処することが可能です。
SPFレコードとは?
SPF(Sender Policy Framework)はメール送信の際の認証技術のことで、SPFレコードはその設定情報のことです。(SPFレコードはスパムやなりすましではない正規のルートでメールが送信されていることを証明するために、あらかじめドメインに設定する通行証のようなものです)。
メール送信に使用するメールアドレスのドメインに対して、あらかじめカラーミーショップのSPFレコード(後述)を設定することで、受信側に対して、正規のメールであることを証明することができ、受信拒否を防ぐことが可能になります。
▽SPFとは?SPFの仕組みとSPFレコードの設定方法について解説します(ロリポップ)
カラーミーショップのSPFレコード
カラーミーショップのSPFレコードは下記の通りです。
“v=spf1 include:spf001.shop-pro.jp ~all”
SPFレコードの設定方法
管理者メールアドレスに、他社ドメインのメールアドレスを設定される場合は、他社ドメイン側のDNS設定画面へと進み、上記のSPFレコードを設定してください。
※SPFレコードの設定はカラーミーショップ管理画面で行うわけではなく、他社ドメインのメールアドレス発行元側で設定いただく必要があります。
※SPFレコードの設定方法はご利用いただいるサービスによって異なるのでご利用中のサービスでSPFレコード設定方法をご確認ください。
※必ずドメイン設定に詳しい方に作業いただきますようお願いいたします。なお、本設定および本設定によって発生した不具合は、当サービスのサポート対象外となりますのであらかじめご了承ください。
ムームーDNSでSPFレコードを設定する場合
姉妹サービスのムームードメインでのSPFレコード設定については下記のリンクをご参照ください。
▽SPFレコードの設定(ムームードメイン)
▽同一のドメインに複数のSPFレコードを設定したい(ムームードメイン)
※SPFレコードが複数ある場合、2行に分けて設定がされていると、Gmail側からブロックされてしまう、という報告をいただいております。複数のSPFレコードを記述する際は1行にまとめて記述いただきますようお願いいたします。
ムームードメインのSPFレコードの記述に関する内容は、ムームードメインお問合せフォームより以下の内容を記載のうえお寄せいただきますようお願いします。
内容:カラーミーショップのSPFレコードを設定したい
現在のカラーミー管理者メールアドレス:
現在のカラーミーショップURL:
管理者メールアドレスはこちらの記事よりご確認ください。
SPFレコードの設定以外で対応したい場合
お使いのメールアドレスのドメインへのSPFレコードを設定されたくない場合は、以下の転送設定を活用した方法をご検討ください。
対応方法
- 「カラーミーで作成されたメールアドレス」の転送先アドレスに他社ドメインのメールアドレスを設定する
- その上で管理者メールアドレスに「カラーミーで作成されたメールアドレス」を設定する
操作手順
- アカウント設定 > メールアドレス > 転送メール へと進む
- (管理者メールアドレスに設定する)カラーミーメールアドレスの【修正】をクリックする
※サブドメインを運用の場合は転送メール設定画面での「修正」の表示がされないため3. に進む - 転送先に他社ドメインのメールアドレスを設定し【設定】をクリックする
- ショップ作成 > 開店・閉店設定 へと進む
- 通知メールの管理者メールアドレスに、2. で設定したカラーミーメールアドレスを設定し【更新】する
上記の設定で、2. のカラーミーメールアドレスと、その転送先である 3. の他社ドメインのメールアドレスでメール送受信が行えるようになります
※2. のカラーミーメールアドレスでも送受信が行えるようにするためには、別途メールソフトへの設定が必要になります。設定方法の詳細は下記のリンクをご参照ください。
3.管理者メールアドレスに「Gmail」を設定している場合
管理者メールアドレスにGmailを設定する場合は、送受信の際のメールサーバーは「カラーミーショップ」である一方、メールアドレスは「Gmail(カラーミーショップではない他社のメールアドレス)」となり、メールサーバーとメールアドレス発行元が異なるため、受信側で受信拒否される場合があります。
また、送信元Gmailアドレスに対してはSPFレコードを設定することができません。そのため、カラーミーショップでは、管理者メールアドレスに「Gmail」のアドレスを設定することは推奨しておりません。
※管理者メールアドレスには、カラーミーで作成したメールアドレスを設定していただくことを推奨しております。
どうしても管理者メールアドレスにGmailを設定したい場合
どうしでも管理者メールアドレスにGmailを設定したい場合は、以下の転送設定の方法をご検討ください。
対応方法
- 「カラーミーで作成されたメールアドレス」の転送先アドレスにGmailアドレスを設定する
- その上で管理者メールアドレスに「カラーミーで作成されたメールアドレス」を設定する
操作手順
- アカウント設定 > メールアドレス > 転送メール へと進む
- (管理者メールアドレスに設定する)カラーミーメールアドレスの【修正】をクリックする
※サブドメインを運用の場合は転送メール設定画面での「修正」の表示がされないため3. に進む - 転送先にGmailアドレスを設定し【設定】をクリックする
- ショップ作成 > 開店・閉店設定 へと進む
- 通知メールの管理者メールアドレスに、2. で設定したカラーミーメールアドレスを設定し【更新】する
上記の設定で、2. のカラーミーメールアドレスと、その転送先である 3. のGmailアドレスでメール送受信が行えるようになります
※2. のカラーミーメールアドレスでも送受信が行えるようにするためには、別途メールソフトへの設定が必要になります。設定方法の詳細は下記のリンクをご参照ください。
その他に考えられるケース
上記の対応後も、なおメールの不達が確認できる場合は下記の内容をご確認ください。
ショップオーナーにメールが届かない
迷惑メールフォルダに振り分けられている
ご利用のメールソフトで迷惑メールフォルダに振り分けられている可能性がございます。 メールソフトの設定をご確認ください。
また外部メールサービスのセキュリティにより迷惑メールフォルダに含まれてしまう可能性がございます。迷惑フィルターの設定をご確認ください。
<迷惑メール解除方法>
Gmail - 迷惑メールのマーク付けとマークの解除
yahoo! - 迷惑メールとは?
転送設定をしている
【 転送メール 】で 「サーバーに残さない」としており、かつメールソフトにて、「サーバーにメールを残さない」と設定をしている場合、先に受信したメールソフトのみでの受信となります。1つのメールアドレスにて、複数のPCやメールソフトで送受信をおこなう場合は「サーバーにメールを残す」設定をおこなっていただきますようお願い申し上げます。
「件名が全て英語のメールを受信しない」に設定している
【 メール受信 】の「件名が英語の場合:■件名が全て英語のメールを」で [受信しない] としている場合、相手先のメールサーバーにより受信できなくなることがございます。[ 受信する ]を選択してください。
※独自ドメインをご利用のショップ様は該当のメールアドレスの [修正]をクリックしてください。
ドメインの有効期限切れ・DNS設定に不備がある
独自ドメインでショップを運用されている場合、ドメイン発行元の管理画面で設定状況をご確認ください。ドメインの有効期限(契約期間)が過ぎている場合、メールのご利用はできません。
また、ドメインのDNS設定の新規設定、もしくは更新を行なわれた直後はメールアドレスのご利用までに時間がかかります。明確な時間は分かりかねますが、おおよその目安として24時間程度かかる場合がございます。
パスワードの設定が完了していない
当サービスで作成したメールアドレスのパスワードがロックされている
管理者ページ【 メールアドレス 】より該当のメールアドレスをクリックしてください。
(独自ドメインを設定しておらず、カラーミーサブドメインのみをご利用のショップ様はこちら)
※「このメールアドレスは現在ロックされております。
ロックを解除する場合は大変お手数ですが、メールアドレスのパスワード変更を行ってください。」
と表示されている場合は、メールアドレスのパスワード変更とメールソフトへの再設定をお願いしたいいたします。
メールソフトの「メールアカウント」欄にメールアドレスを記入している
※ご使用のメールソフトによって「アカウント名」「ユーザー名」など呼称が異なりますのでご注意ください。
ポート番号が誤っている
メールソフト内のアカウント設定が破損している
古いバージョンのメールソフト・OSを利用している
- ご利用のメールソフトを最新バージョンへアップデートする
- OSのアップデートやメールソフトの変更の際は、念のため、必ず受信済みのメールのバックアップをお取りください。
購入者にメールが届かない
迷惑メールフォルダに振り分けられている
購入者の迷惑メールフォルダに振り分けられている可能性がござます。ショップのお知らせ等で、管理者メールアドレスを「ドメイン指定受信設定」をしていただくようご案内することで迷惑メールへの自動振り分けを防ぐことが可能です。
メールアドレスが間違っている
商品購入時に購入者がメールアドレスを間違えた場合、「受注メール」のみエラーメールが届きます。「注文確認メール」が購入者に届かない場合、購入時に登録したメールアドレスが誤っている可能性がございます。